研究内容
[1] T. Suzuki, T. Asahi et al., Phase Transitions, 83, 223-234 (2010).
[2] K. Otogawa, T. Asahi et al., Acta. Cryst. E, 71, 107-109 (2015).
[3] Y. Ogino, T. Asahi et al., J. Theor. Biol., 373, 117-131 (2015).
[4] Y. Ogino, T. Asahi et al., Chirality, 29, 282-293 (2017).
[5] T. Taniguchi, T. Asahi et al., Chem. Lett., 50, 1388–1391 (2021).
[6] M. Kira, Y. Shiga, K. Nakagawa, T. Asahi et al., Cryst. Growth Des., 24, 3133-3139 (2024).
[1] K. Zhang, K. Nakagawa, T. Asahi et al., J. Phys. Soc. Jpn., 90, 113702 (2021).
[1] J. Kobayashi et al., J. Appl., Cryst., 16, 204-211 (1983).
[2] J. Kobayashi, T. Asahi et al., Phys. Rev. B, 53, 11784 (1996).
[3] M. Tanaka, T. Asahi et al., J. Phys. Appl. Phys., 45, 175303-175311
[4] T. Asahi, K. Nakagawa et al., Chiroptical Studies on Anisotropic Condensed Matter: Principle and Recent Applications of the Generalized-High Accuracy Universal Polarimeter. Crystal Growth Technologies and Applications, IntechOpen (2022).
[5] K. Ishikawa, T. Asahi et al., Chem. Commun., 48, 6031-6033 (2012).
[6] K. Ishikawa, T. Asahi et al., J. Phys. Chem. Solids, 104, 257-266 (2017).
[7] K. Nakagawa, B. Kahr, T. Asahi et al., J. Phys. Chem. C, 121, 25494-25502 (2017).
[8] K. Nakagawa, T. Asahi et al., Chem. Commun., 50, 15086-15089 (2014).
[9] A. Takanabe, H. Koshima, T. Asahi, J. Am. Chem. Soc., 138, 15066-15077 (2016).
[10] K. Nakagawa, T. Asahi, Sci. Rep., 9, 18453 (2019).
通信機器の多様化や、Internet of Thing (IOT) などの通信ネットワークを経由したサービスの増大、また、人工知能 (AI) の急速な普及によって、ネットワーク内でIT機器の処理すべきデータ量や消費電力は飛躍的に増大しています。将来の大容量通信を担うネットワークにおいては、パッケージやチップの圧倒的な小型化や集積化が非常に重要です。現在、大容量、低消費電力、低遅延なネットワークを可能にするオールフォトニック・ネットワークへの注目及びニーズが急速に高まっています。本研究では、複数の企業と共同で、新しい通信デバイスの開発に向けた研究を行っています。
研究内容
「メソポーラス膜」は、比表面積が極端に大きいため (比高表面積効果)、その特徴を活かした触媒・吸着剤・電気二重層キャパシタの電極材料など、様々な用途に応用されています。このような特徴に加え導電性メソポーラス膜は、細孔の大きさが光の波長に対して十分小さいため、プラズモニックな効果によりその細孔内や周辺に高強度電場が形成され、光の増強効果が実現できます。本研究では、生命現象に係わる重要な化学物質 (とくに、病気の原因となる物質や病気になったら出現する物質など) のセンシングに向け、導電性メソポーラス膜の比高表面積効果やプラズモニックな効果を活かした既存の手法に比べより少量・低濃度で、かつ高感度に測定可能なより実用性の高いバイオメディカル・化学センサデバイスの開発を目指しています。
光デバイスの高性能化のために、近年、材料自体のみならず、材料のナノ構造や多層膜化といった特徴的な構造による高性能化に期待が集まっています。「導電性メソポーラス膜」は、ナノ細孔の大きさ、厚さ、密度などを、合成条件を制御することにより精密にデザインすることができますが、メソポーラス膜の特徴的なナノ細孔を活かすことにより、光学特性を効率的に制御できる可能性があります。本研究では、様々な条件により合成したメソポーラス膜の光学・電気特性を、独自に構築した光学・電気評価系を用いて評価することにより、メソポーラス材料を用いた光デバイスにおける詳細な動作メカニズムを明らかにするとともに、メソポーラス膜の細孔を制御するという全く新しいコンセプトにより光学特性を効率的に制御する光デバイスの開発を目指しています。
健康寿命の延伸は重要な政策課題であり、健康の維持には、早期診断による早期治療が必
要です。近年、医療・介護分野における人手不足や医療費のひっ迫などの社会課題の解決
も求められています。そのため、患者に近いところでの検査を可能にするポイント・オブ
・ケア・テスト (POCT) デバイスによる医療機器・装置のモビリティ化が期待されてい
ます。本研究では、医療のモビリティ化の実現に向けて、電極チップ型のバイオセンサに
着目し、朝日研究室独自の「生体分子の設計」と「電極表面の制御」を組み合わた新しい
バイオセンサデバイスの開発を企業と共同で行っています。